3学期の給食
3月2日
本日は今年度最後の給食、6年史にとっては小学校最後の給食となりました。
みなさんの一年間の思い出の献立はありますか?
[本日の献立]
わかめごはん
鶏のから揚げ
もやしサラダ
いも団子汁
牛乳
給食は身体に必要な栄養はもちろんですが、季節や旬、地域で採れた食べ物や特産品、クリスマスなどの行事といった様々な事を考えて献立が作られています。好きな献立もたくさん食べてきたのではないでしょうか。一年間の給食を振り返ってみると、「○○が給食の中で一番好きだな。」、「あの献立がおいしかったなぁ。」、「また食べたいな。」など、人によってそれぞれの思い出があると思います。献立ではなく、おかわりじゃんけんや給食の会話を思い出す人もいるかもしれません。
さて、本日で今年度の「給食の様子」の更新は最後になります。お楽しみいただけましたでしょうか。「給食の様子」を通して、給食や食に興味をもっていただけたら幸いです。来年度も給食をバランスよく、残さず食べ、元気に学校生活を送りましょう。
2月25日
日本人に馴染み深い麺類の一つに「うどん」があります。様々な調理法や上にのせる具材、うどんをつけるつゆの味、産地や麺の形状など、数え切れないほどの食べ方があります。みなさんはどのような食べ方が好きですか?
[本日の献立]
カレーうどん
笹かまのいそべ揚げ
わかめサラダ
牛乳
クレープ
日本において、「うどん」の歴史は「そば」よりも古いと言われています。発祥については諸説あり、はっきりとしていませんが、江戸時代には全国的に食べられていたそうです。
本日の「うどん」は埼玉県産小麦粉が使われていますが、地域によって味や麺の形状が変わることも多く、郷土料理や特産品になっているものもあります。有名なものだと、秋田県の「稲庭うどん」、群馬県の「水沢うどん」、香川県の「讃岐うどん」、山梨県の「ほうとう」、愛知県の「きしめん」などがあります。
埼玉県は「うどん」の生産量が全国2位であり、20種類を超える「うどん」の種類があると言われています。「武蔵野うどん」、「加須うどん」、「すったて」、「川幅うどん」、「一本うどん」など、聞いたことや食べたことがある方もいると思います。
「うどん」の食文化は、ここでは紹介しきれないほど多岐にわたり、調べてみるとたくさんの種類がでてきます。まずは、埼玉県の「うどん」から調べてみてはいかがでしょうか。
2月19日
毎月19日は「食育の日~和食を見直そう~」です。
本日は、北海道で収穫された「とうもろこし」や「じゃがいも」などが入っている「どさんこ汁」、地域によって旬が異なる「鰆(サワラ)」などが献立に出ていました。
[本日の献立]
ごはん
鰆の薬味ソース
おひたし
どさんこ汁
牛乳
本日は「鰆」のお話です。
「鰆」は日本周辺でとれ、大きいものは1mを超すこともある回遊魚です。身体が細長く、お腹が狭いことから、「狭腹」と書くこともあるそうです。(諸説あります。)
魚偏に春と書く「鰆」は、回遊魚のため地域によって旬が異なります。
関西では、産卵期の春に瀬戸内海でよくとれるので、春が旬といわれています。このことから、春を告げる魚といわれ、「鰆」という漢字の字源とされています。
一方、関東では、冬にとれる産卵期前の脂が乗った状態が旬といわれ、「寒鰆」とも呼ばれます。
「鰆」のように、魚を表す漢字にはその魚の旬や特徴が表されています。給食で出た魚の漢字を調べてみるとおもしろいかもしれません。
2月14日
みかん、オレンジ、レモン、グレープフルーツなど、柑橘類の果物が好きな方は多いのではないでしょうか?
本日の給食では「でこぽん」が出ました。
[本日の献立]
「でこぽん(不知火ともいいます。)」は、「ぽんかん」と「清美オレンジ」を掛け合わせた果物です。主な生産地は熊本県で、てっぺんのでっぱりが特徴のかわいらしい形をしています。そのユニークな外見をアピールポイントにしたことから、「でこぽん」と呼ばれるようになりました。
「でこぽん」にはビタミンCが豊富に含まれており、風邪の予防に効果があります。また、実の周りの白い皮もみかんと同様に食べることができ、食物繊維も豊富に含まれています。
ちなみに、柑橘類の果物を英語で表す際は、品種や産地、皮の色によって異なります。
「Orange」、「Mandarin」、「Tangerine」、「Satsuma mandarin(温州みかん)」などがあります。「でこぽん」は、「Dekopon」または「Sumo mandarine」と呼ばれるそうです。
「でこぽん」を通して柑橘類の果物に興味をもたれたかたは、ぜひ調べてみてください。
2月3日
本日は「節分」献立でした。
[本日の献立]
ごはん
いわしのかば焼き
キャベツのサラダ
みそけんちん汁
牛乳
福豆
「節分」とは、元々は季節の分かれ目という意味で、「立春・立夏・立秋・立冬」の前日を指し、1年に4回「節分」がありました。
昔は現代のお正月ではなく、立春が新年の始まりであったため、立春は特別な「節分」であり、その名残が現代の「節分」に続いていると言われています。
「節分」と言えば、「鬼は外、福は内」の豆まきのイメージをもつ方が多いと思います。
「節分」の豆には、無病息災を祈願するという意味があり、中国から伝わってきたものです。
季節の変わり目には邪気(鬼)が生じると考えられていたことから、「鬼の目である魔の目(魔目=まめ)に豆をぶつけて邪気をはらう」、「穀物には魔を滅する力(摩滅=まめつ)がある」などといった意味合い(所説あり)があるそうです。
ちなみに、炒った豆をまくのは、まいた豆から芽が出ると縁起が悪いとされているからだと言われています。
「節分」には豆まき以外にも、柊いわし、福茶、節分そば、恵方巻などの行事食がたくさんあり、地域によっては炒り豆の代わりに落花生をまくなど、大きく異なるものもあります。
色々な地域の「節分」の食文化について、ぜひ調べてみてください。
1月29日
きんぴら、かき揚げ、みそ汁の具、煮物、サラダなど、最近ではお菓子やお茶にも使われている「ごぼう」は日本ではよく食べられている野菜の一つです。
しかし、日本以外ではほぼ食材として食べられることはありません。
外国の方からは、野菜ではなく木の根っこを食べていると思われることもあるそうです。
[本日の献立]
ごはん
あじの薬味ソース
ほうれん草のごまあえ
とん汁
牛乳
「ごぼう」は中国から薬草として日本に伝わりました。
日本以外では漢方の材料やハーブとして使われており、食用としているのは、日本を除けば韓国や台湾などの一部の地域のみだそうです。
「ごぼう」にはビタミンはあまり含まれていませんが、カリウムなどのミネラル、クロロゲン酸などのポリフェノールが多く含まれています。
また、食物繊維が豊富なことが有名で、腸内環境を整えることでおなかの調子や肌をきれいにしてくれると言われています。
地域や種類によって異なりますが、「ごぼう」の旬は11月から2月と言われています。
御家庭でも、ぜひお召し上がりください。
1月24日
本日から「全国学校給食週間」が始まりました。
[本日の献立]
コッペパン
いちごジャム
とり肉のトマトソース
春雨サラダ
クリームシチュー
牛乳
「全国学校給食週間」とは、1月24日から30日までの一週間を指しています。
日本の給食の発祥の地は、山形県大督寺の境内にあった学校とされています。
その後、各地の学校に給食が広がっていきましたが、戦争の影響で中断されました。
戦後、アメリカから贈られた脱脂粉乳や小麦粉で給食が再開されたことを記念に制定されたのが「全国学校給食週間」です。
戦後当時の給食は、脱脂粉乳とコッペパン、煮物やみそ汁などのおかずが一品程度という内容でした。
今では、食べ物が豊富にあり、必要な栄養が考えられた献立で給食が提供されています。
また、郷土料理や外国の料理、クリスマスケーキなどの季節行事の献立、地域の食材を使用した献立、地域の学校のリクエスト献立など、たくさんの献立があり、みなさんの好きな献立もたくさんあると思います。
時代や地域によって給食の献立は変わるので、御家庭の方に給食の話を聞いてみると面白いかもしれません。
「全国学校給食週間」を機に、普段は何気なく食べている給食や食べ物について考えたり、調べてみましょう。
1月17日
本日は「食育の日~和食を見直そう~」の献立でした。
[本日の献立]
きんぴらごはん
鶏のから揚げ
おひたし
みそ汁
牛乳
みなさんは本日の献立の中から冬が旬の野菜を見つけられますか?
にんじん、ごぼう、大根、小松菜、ほうれん草…などが旬の野菜です。
本日はその中の一つ、「ほうれん草」についてのお話です。
「ほうれん草」は11月から2月頃までが旬と言われています。
スーパーなどで一年中見かけることのできる野菜ですが、寒い時期に霜にあたると甘みと栄養価が増すことから、収穫前に冷気にさらす「寒締め」という製法もあるそうです。
「ほうれん草」には、目の働きや肌の調子を整えてくれるビタミンA、身体の血を作ってくれる鉄分、鉄分の吸収を助けてくれる葉酸など、他にもたくさんの栄養が含まれています。
野菜の旬とは、栄養価が高く、その野菜の味が一番おいしい時期でもあります。
普段食べている野菜の旬や今が旬の野菜はどんなものがあるかなど、ぜひ調べてみてください。
1月10日
本日より3学期の給食が始まりました。
2学期に引き続き、給食の様子も更新していきますので楽しみにしていてください!
さて、みなさんは冬休みの間に「お正月料理」を食べましたか?
本日の給食では「お正月料理」が出ました。
[本日の献立]
わかめごはん
伊達巻
れんこんのサラダ
雑煮
牛乳
「お正月料理」は「おせち」や「雑煮」のことを指しています。
古く日本では、一年のうちで節目となる節句(せっく)の日には、節会(せちえ)という宴会が開かれ、「御節句(おせっく)」という料理を食べていました。
これが「おせち」の由来といわれています。
「お正月料理」には様々な料理があり、それぞれの料理に意味が込められています。
「伊達巻」は形が巻物に似ていることから、学問や教養をもつことを願う縁起物です。
また、伊達政宗の好物であったことから伊達巻と呼ばれるそうです。(諸説あり)
本日のサラダに含まれている「れんこん」は、たくさんの穴が空いていることから、将来を見通すことができるといわれています。
「雑煮」は、古くは歳神様にお供えした餅などを煮た汁物で、神様の力をいただくという意味があります。
ここで紹介したものは給食で出たもののみで、他にもたくさんの「お正月料理」があり、それぞれ意味もあります。
また、地域によって大きく異なる料理もあります。
自分たちの地域の料理だけでなく、他の地域の料理を調べてみるとおもしろいかもしれません。